1987年度の出来事

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メンバー

※情報収集中

レギュラー・バンド

  • Saxophone:
    川島研斗(as、cla)、谷村美奈子(as)、石川智澄(ts、ss)、小澤祐二(ts)、近藤博之(bs)
  • Trumpet:
    田村政一(tp)、吉成純一(tp)、岩永宗子(tp)、渡辺美和(tp)
  • Trombone:
    河野哲也(lead)、赤津幸一(tb)、本部譲明(tb)、白井利幸(btb)
  • Rhythm:
    久保田浩(pf)、池上秀夫(b)、福原俊介(ds)

活動記録

1987年2/24-3/1
合宿 入間青年の家
1987年3/12-3/17
九州演奏旅行
1987年3月13日
熊本県 つるやデパート大ホールにて演奏
1987年3月15日
福岡県 柳川市で演奏
1987年3月28日
神楽坂タゴールでコンボ演奏
1987年4月12日
虎ノ門葵会館でパーティ演奏(10pcsバンド)
1987年4/25-4/29
岩井海岸次郎吉で春合宿
1987年6月27日
O-TEIさんのバックバンド(日仏会館、ピアノはソルト、サザンオールスターズメドレーとかEW&Fとか)
1987年7月12日
丸山繁雄酔狂座のビッグバンド ラグビー部からジャージ借りて着用 ラグビー組曲演奏
1987年8月3日(日)~10日(月)
夏合宿(飯山・森荘)。バスガイド付きの大型観光バスで往復したらしい。練習メニューは、午前はパート練習、午後は全体練習、夜も全体練習、禁酒だったそうです。
1987年8月15日(土)~16日(日)
第18回 山野ビッグバンドジャズコンテスト(日本青年館大ホール)に出場。
演奏曲目:Flying Home、Nature Boy、Airegin の3曲(いずれも山野幸三郎編曲)
結果:5位 TBSラジオ賞、優秀ソリスト賞(石川智登、ts)を受賞。


※『スイング・ジャーナル』誌に掲載された写真。
コンテストの詳細は、以下のスイングジャーナル誌の記事を参照。

第18回山野ビッグ・バンド・ジャズ・コンテスト

今年で18回目を迎えた恒例の学生ビッグ・バンド界の祭典「山野ビッグ・バンド・ジャズ・コンテスト」が、今年も去る8月15、16日の2日間、東京・日本青年館で盛大に開催され、全国各地から出場した40バンドが日頃の練習の成果を競った。ここでは、今年の同コンテストの成果を展望してみよう。●瀬川昌久


山野楽器主催の大学バンド・コンテストも早18回目を迎え、全国から集まる全40の学生ビッグ・バンドにとって、まさに夏の甲子園高校野球のごとき年中行事のハイライトとなった。多くのバンドが大会の日程に合わせ、8月上旬に猛烈な合宿練習を行って最後の総仕上げをして大会に臨む。この大会が学生バンドの活動に刺激を与え、技術向上に役立っている点は測りしれないものがある。各バンドのレベルは年々向上し、実際今年の上位5校の間には、演奏技術上の格差はほとんどなくなっており、優劣を決める基準は、その実力をいかに効果的に発揮して感銘を与えるようなサウンドを聴かせるか、というプログラミングの問題にかかっているといえよう。
その意味で演奏曲目の選定が極めて重要であり、さかのぼれば、各バンド自体の演奏スタイルをどこに置くか、という問題にもつながってくる。
ビッグ・バンドのサウンドが歴史的に大きな変化を遂げ、多様化しているように、最近の学生バンドの演奏スタイルも、実に多岐にわたっており、この数年間を回顧しても、30年代のスイング・スタイルからカウント・ベイシーまでを右寄りとすれば、50~60年代のウディ・ハーマン、スタン・ケントン、メナード・ファーガソン、バディ・リッチ、ルイ・ベルソンあたりが中間、そしてやや左寄りに70年代以降の秋吉敏子や新しいアレンジャー、ドン・メンザ、ボブ・ミンツァー、ロブ・マッコーネルらが位置し、さらにギル・エバンス、ウエイン・ショーターらの作品を素材とし、ロック・リズムやフリー・フォームを取り入れたコンテンポラリーなサウンドが最左翼ということになろうか。
従来の一般的傾向として、上位数校は中間から左寄り、中級以下のバンドにはベイシー指向が圧倒的に多かったのだが、本年の特色としてはベイシー作品が減り、新アレンジャー達の作品が増えた。おそらく彼らの市販されたスコアがアメリカでも学生バンドに広く採用され、日本にも輸入されているからだと思われる。確かに新しいアレンジャーのサウンドは非常に分厚いハーモニーを使い、格好が良いので若い人好みかもしれないが、どうも聴いてあまり面白くない作品が多い。その他、日本のアレンジャーに依頼した曲も増えてきたし、組曲的なオリジナルに挑戦するバンドもあった。またホルンやチューバを加えたギル・エバンス的編成を試みたバンドも2校あった。
結論を言うと、初めてのオリジナル作品をやるのは、よほど手がけ慣れて自信がない限りは危険であり、仮にうまく演奏できたとしても作品そのものが面白くなければ損をしてしまう。優勝を争った慶応ライトと国立音大との差はそこにあったと思う。電化音やロック・リズムの導入については、アレンジの良否がより死活問題であり、同志社大の奮起を期待したい。楽器編成はなにも伝統にこだわる必要はなく、ギル・エバンスやスタン・ケントンを指向するバンドが2~3あっても良く、ただそれだけの効果のある新サウンドが出るよう編曲を吟味する必要があろう。
ビッグ・バンドの成否を決定するリズム・セクションは、総じてドラマーが良くスイングするようになってきたと思う。アンサンブルやソロの演奏技術については、内堀勝氏個別に論評される予定だが、日本のジャズが圧倒的に劣っているホーン楽器は、アメリカの学校のように音楽インストラクターの欠如した日本の致命的分野で、各楽器別のクリニックがもっと系統的に組織される必要性はますます増えていると思う。
最後に、エンターテイメントとして京大30年代ベイシー楽団のラジオ放送、3分間芸術の枠をソロを含めて見事に再現した努力と機知に改めて賛辞を送りたい。前年に引き続きゲストで来日したモンタレー・ハイスクール・バンドの演奏が少年ながら基礎を踏まえた素晴らしい演奏であったことも付記しておきたい。

『スイング・ジャーナル』1987年10月号、62-3頁。

1987年8月22日(土)
神楽坂「タゴール」で、ニューオレコンボで出演。メンバーは、石川智登(ts)、河野哲也(tb)、久保田浩(p)、池上秀夫(b)、福原俊介(ds)。
1987年8月30日(日)
六大学ビッグバンドコンサート(五反田・簡易保険ホール)に出演。雰囲気はお祭り一色で、ニューオレはオレンジ色のハッピで出演。明治BSは男も化粧して奇抜な衣装でステージにあがっていた。メンバーは、石川智登(ts)、河野哲也(tb)、久保田浩(p)、池上秀夫(b)、福原俊介(ds)。
1987年10月4日(日)
農協祭り(狭山市)に出演。
ゴンちゃん(tp)が腕相撲大会で優勝。
1987年10月31日(土)
三大学ジョイントコンサート(池袋サンシャイン噴水広場)に出演。
出演:法政ニューオレ、日大リズム、中央スイングクリスタル。
1987年11月10日(火)~15日(日)
リサイタル合宿(入間青年の家)を実施。朝は国旗掲揚・国歌斉唱、禁酒だったそうです。
1987年11月25日
丸山繁雄酔狂座 芝増上寺大殿で演奏 弦楽四重奏 コーラス付き
1987年11月29日(日)
第27回リサイタル(有楽町・読売ホール)。
演奏曲目:ラストにSing Sing Sing、アンコールでI Can't Stop Loviin' Youを演奏し、管は全員がステージ前に一列に並んで演奏、幕が下りて終了したとのこと。


パンフレット(PDF)

1987年12月12日(土)
横浜中華街にある「重慶飯店」にて出張演奏。
1987年12月13日(日)
森林公園にて出張演奏。
1987年12月15日(火)
健保会館・ハートイン乃木坂にて出張演奏。
1987年12月19日(土)
譜面整理を1日かけておこなったそうです。
1987年12月20日(日)
飯田橋「にへい」にて忘年会。
1988年1月15日(金)
千葉県取手(場所は不明)にて出張演奏。

その他

※情報収集中

第18回 山野ビッグバンド・ジャズ・コンサート出演校

    8月15日(土)

  • 奈良県立医科大学ザ・ハード・ストリーム・オーケストラ
  • 日本大学リズム・ソサエティ・オーケストラ
  • 日本工学院専門学校ブラック・ノート・ジャズ・オーケストラ
  • 日本医科大学ミッドナイト・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
  • 青山学院大学ロイヤル・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
  • 成蹊大学コンパル・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
  • 早稲田大学ハイ・ソサエティ・オーケストラ
  • 芝浦工業大学カレッジ・ソサエティ・ジャズ・オーケストラ
  • 獨協大学スウィンギン・キャッツ・ジャズ・オーケストラ
  • 横浜市立大学セカンド・ウインド・ジャズ・オーケストラ
  • 中央大学スウィング・クリスタル・オーケストラ
  • 明治大学ビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラ
  • 東京電機大学コースト・ジャズ・オーケストラ
  • 東京大学ジャズ・ジャンク・ワークショップ
  • 天理大学ALS・ジャズ・オーケストラ
  • 大東文化大学ジャズ・オーケストラ・ビッグ・メン
  • 立教大学ニュー・スウィンギン・ハード・オーケストラ
  • 国立音楽大学ニュー・タイド・ジャズ・オーケストラ
  • 東京工業大学ロス・ガラチェロス
  • 国際基督教大学モダン・ミュージック・ソサエティ・オーケストラ

    8月16日(日)

  • 大阪大学ザ・ニュー・ウェイヴ・ジャズ・オーケストラ
  • 日本大学ブルー・スウィング・ジャズ・オーケストラ
  • 明治大学ニュー・ウェイヴ・ジャズ・オーケストラ
  • 昭和大学メディカル・オールスターズ・ジャズ・オーケストラ
  • 上智大学ニュー・スウィング・ジャズ・オーケストラ
  • 富山大学ラブ・アンド・ピース・ジャズ・オーケストラ
  • 群馬大学G.K.オールスターズ
  • 慶應義塾大学ライト・ミュージック・ソサエティ
  • 東京国際大学メロウ・ドルフィン・ジャズ・オーケストラ
  • 金沢大学モダン・ジャズ・ソサエティ
  • 同志社大学ザ・サード・ハード・オーケストラ
  • 國學院大学インサイド・ミュージック・オーケストラ
  • 専修大学グリーン・サウンズ・オーケストラ
  • 慶應義塾大学K.M.P.ニュー・サウンド・オーケストラ
  • 文化女子大学リズム・サウンズ・クラブ
  • 愛知学院大学スインギング・オール・スターズ
  • 法政大学ニュー・オレンヂ・スウィング・オーケストラ
  • 東洋大学グルービー・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
  • 関西大学K.U.ニュー・トーン・ジャズ・オーケストラ
  • 京都大学ダークブルー・ニュー・サウンズ・オーケストラ

    結果

  • 最優秀賞 慶應義塾大学 ライト・ミュージック・ソサエティ
  • 優秀賞 国立音楽大学 ニュー・タイド・ジャズ・オーケストラ
  • 優秀賞 早稲田大学 ハイ・ソサエティ・オーケストラ
  • スイングジャーナル賞 大阪大学 ザ・ニュー・ウェイヴ・ジャズ・オーケストラ
  • TBSラジオ賞 法政大学 ニュー・オレンヂ・スウィング・オーケストラ
  • 最優秀ソリスト賞 該当者なし
  • 優秀ソリスト賞 上野隆之(D) 富山大学ラブ・アンド・ピース・ジャズ・オーケストラ
  • 優秀ソリスト賞 石川智登(TS) 法政大学ニュー・オレンヂ・スウィング・オーケストラ
  • 優秀ソリスト賞 高田雄一郎(AS) 同志社大学ザ・サード・ハード・オーケストラ
  • 特別賞 富山大学 ラブ・アンド・ピース・ジャズ・オーケストラ
  • 敢闘賞 愛知学院大学 スインギング・オール・スターズ
  • 審査員賞 東京工業大学 ロス・ガラチェロス
  • 審査員賞 京都大学 ダークブルー・ニュー・サウンズ・オーケストラ
  • 奨励賞 文化女子大学 リズム・サウンズ・クラブ

社会の出来事

  • 国鉄分割・民営化、JRが発足
  • 利根川進「ノーベル生理医学賞」受賞
  • エイズ問題深刻に
  • 地価の高騰、バブル経済始まる
  • 東芝機械のココム規制違反
  • 大韓航空機爆破テロ事件
  • 日米半導体摩擦
  • フレディ・グリーン(g)没
  • ウッディ・ハーマン(cl)没
  • ジャコ・パストリアス(b)没
  • バディ・リッチ(dr)没